灘町の家

「千年家」の造りを現代に

12.5寸もの深い屋根勾配が印象的な家。この造りは「千年家」と呼ばれる日本最古の民家にある軒と縁の造りから着想を得て応用したもの。古き日本の文化、懐かしい情景を現代の建築技術で表現しました。深い軒は外部の視線を適度に遮る心理的な緩衝材になります。外と内を丁度良い距離感で繋いでくれます。

室内は大きな屋根勾配を活かした開放感あふれる設計。大きな吹抜けと2Fのロフトがつながり、面積以上の広さを体感することができます。壁・天井の仕上げはシナベニヤで統一。温かみと優しさのある空間になっています。

設計 / グラムデザイン一級建築士事務所
施工 / 株式会社 辻工務店